【salon】本願寺オンライン仏教 第33回仏教と科学のサロンは「自我とは?」をテーマに開催されました。
仏教における「自我」というテーマは、どれほど哲学的にファンシーな言葉で取り繕おうとも(それを「戯論(けろん)」と呼ぶのですが)、三法印に入っている「諸法無我」の洗礼により、最後は溶解させられてしまうという定めを持ちます。一生懸命にその存在をホールドしようとして、それこそ「自己主張」しても、その現象は知覚の過ちや観念および妄想の総体であり、結局は「煩悩」や「執着」ですね、はい「苦」のスタートですね、という結論です。安らかに眠れ。