今回のテーマは「Field of Dreams」と、随分昔のハリウッド映画を軸に持って来てのお話でした。本来は「夢は叶う」というときのpositiveな「dreams/夢」を語ろうという意図だったのですが、性根が少々捻じれている二人のこと、すぐに、「夢は何もpositivceなものばかりではない」「悪夢も含めて『叶う』ことは本当にいいことか?」とツッコミが入り、開始すぐに「nightmare」の方の夢、つまりは「悪夢」にフォーカスが当たることに。
当然のように往年のホラーの名作「エルム街の悪夢」が登場し、それについてのうんちくも傾けつつ、いま認知科学や脳神経科学のエリアで「夢」はどう捉えられているのか、フロイドやユングの時代とはどう異なるか、という学術的な話も混ぜつつ、夏目漱石の「夢十夜」に描かれるどす黒い夢を引き合いに、夢の持つ多面的な現象について、意外と楽しく語られました。やはりちょっとね、ひねくれた京阪人なんですよ、二人とも(笑)。