今回のテーマは、敢えて我々どちらの専門性からも少々距離のあるテーマでした。それがよかったのか、「オタク度全開モード」が使えなくて、注意して間違えないように語ったからか、意外とウハウハ脱線せずに、イントロがあり、中折れせず、落ちが付く、という、今までになくまともな対話で閉じることができたのではないでしょうか。これは新たな発見ですね!
冒頭に、「宗教は戦争の具になる」とまことしやかに言われるが、果たしてそれは本当なのか?宗教にうまく「乗っかって」いるが、本当は別のところに元々あった葛藤を暴力的に解決するために戦争を起こしているのだが、「旗印」が分かりやすい方が周囲も与しやすいため「方便」として利用されているだけでは?というよい問題提起がGwenさんから出され、そこから「宗教の戦争責任」というsensitiveなテーマをはらみつつも、まずは記憶も新しい「医療と政治」から考えることに。
「医学と医療は異なる」という話から進み、より効果的な政策のために政治が巧く活用できるケースと、そうでないケースを吟味し、特に後者に関しては、コロナ対応の政策が引合いに出されて対話が弾みました。そこからウクライナにおける戦争など時事も織り込みつつ、最後はまた「宗教の戦争責任」に話が戻って幕を閉じました。参加者からもとてもよい感想を頂き、次回以降のテーマにすることも決定。実りのある1時間半でしたね。合掌。