【salon】仏教と科学のサロン第16回「地獄は一定すみかぞかし」が開催されました

前前回に「天国と極楽どちらにします?」とのテーマで比較宗教論にも触れつつ論じましたが、今回は「地獄」や「煉獄」そして「黄泉(よみ)の国」について大いに議論しましたね。「地獄」についてのあまりに詳しい源信上人の設定には参りました!あれを比叡山の横川にて悶々と考えられていたとは…物凄い精神力というか、なんと言うか。

話ながら簡単にとったメモを下記にシェアしておきますね:

  • 混乱があった「念仏だけで極楽往生できるのか?」を直接、親鸞さんに聞いた
     - 「念仏しかない」by 親鸞、「法然上人を信じているので」 → 強い!
     - パスカルの「信仰と理性の方程式」の強さ!説得的かどうかはともかくとして
  • キリスト教と仏教の「地獄」観の違い
     - 仏教の「諸行無常」が地獄へも適応できる!「それもまた変化し、終わる」
     - 対してキリスト教では「未来永劫の苦しみ」
  • 浄土教における「地獄」観は源信が発端
     - 比叡山の横川で著名な高僧、念仏三昧になる
     - 「往生要集」で「地獄」の取り扱いが非常に大きく緻密に書かれる
     - 8種類、無間地獄が最下層になる
     - どれだけの時間がかかるのか、まで、精密に書かれている ie) 1兆年…
     - めちゃくちゃ細かい罪の設定と、年数の計算
     - 「穢土」の中に現世も天道も全て一部は含んでいる
  • 親鸞さんの浄土真宗
     - 「地獄」はほとんど登場せず、360ある和讃の中で2つだけ、後は「浄土」の説明
     - 「疑城胎宮」という語彙: 身じろぎできない場所に閉じ込められる場所
      - が、浄土の端っこにあるという 「辺地」 → 真綿で首を締める的な

個人的には、【疑城胎宮】というコンセプトは全く知らなかったので驚きましたが、非常に興味深いものですね。何か、私の親鸞聖人のイメージ(「聖なるイジワルサ」と呼ぶのか、「にっこりとドキリとさせる」というのか)に非常に合致していて膝を打ちました。

ちなみに、第17回は2/18(金)に「輪廻転生はあるのか、ないのか」と題して行われる予定です。