今週17(金)は、待ちに待った「仏教と科学のサロン」の第15回目!今回も仲良しの本願寺ご門主とリモートで対談をさせて頂きました。今回は、私がマレーシア移動後の最初のサロンだったので、冒頭の自己紹介の場面で住んでいるコンドミニアムの17Fから外の様子を見て頂きました。この手の宗教文化サロンをイスラム文化圏と仏教文化圏との間で行うというのも中々乙なものだと思います。後日、私のイスラム宗教人脈が分厚くなっていったら、ぜひVIPたちにも参加してもらえる回を設けたいと思います。お楽しみに!(そうそう。途中でスコールが降り雷が鳴ってきたのでラナイから屋内に引っ込みましたが。)
さて、今回のタイトルは「『死ぬ』というプロセスについて語ろう」という会でした。「死ぬまでにしたい10のこと」というのも中々キャッチ―ですが、「だからこれをしよう」という助言は中々出て来ず、「『死を常に考えよう/メメントモリ』が大事」という1点に集中したような気がします。このテーマだと必ず浄土真宗において出てくる、蓮如上人の「白骨の御文」も登場し、光輪さんによる迫力の音読もありました。サプライズゲストの村山さんの「臨死体験」の報告もとても臨場感があり、かつ、そこから彼が得た境地に説得力がありましたね。人の生死は「common humanity(人類の共通事項)」ですが、そこに気づくことが大事という話から「self-compassion(自分へ向ける慈悲)」の話も登場。最近の心理科学が解き明かすその威力についても紹介しました。
今回が、2021年最後のサロンです。今年は、無事にオンラインの形で当サロンを復活させられたのが何より嬉しかったです。皆さま、よいお年を!