【salon】本願寺オンライン仏教-第37回仏教と科学のサロン「変わりゆく世界 今後の日本の立ち位置」が開催されました!
今回のテーマは、敢えて我々どちらの専門性からも少々距離のあるテーマでした。それがよかったのか、「オタク度全開モード」が使えなくて、注意して間違えないように語ったからか、意外とウハウハ脱線せずに、イントロがあり、中折れせず、落ちが付く、という、今までになくまともな対話で閉じることができたのではないでしょうか。これは新たな発見ですね!
今回のテーマは、敢えて我々どちらの専門性からも少々距離のあるテーマでした。それがよかったのか、「オタク度全開モード」が使えなくて、注意して間違えないように語ったからか、意外とウハウハ脱線せずに、イントロがあり、中折れせず、落ちが付く、という、今までになくまともな対話で閉じることができたのではないでしょうか。これは新たな発見ですね!
今回のテーマは「Field of Dreams」と、随分昔のハリウッド映画を軸に持って来てのお話でした。本来は「夢は叶う」というときのpositiveな「dreams/夢」を語ろうという意図だったのですが、性根が少々捻じれている二人のこと、すぐに、「夢は何もpositivceなものばかりではない」「悪夢も含めて『叶う』ことは本当にいいことか?」とツッコミが入り、開始すぐに「nightmare」の方の夢、つまりは「悪夢」にフォーカスが当たることに。
今回の「仏教と科学のサロン」のテーマは「念仏について」でした。もともとは、Gwenさんに投げかけられた質問「念仏とアフォメーションは似たようなものなのか?」を考えてみよう、というものだったのですが、予想以上に深く広く議論が展開できまして、「身体性」と「修行論」の辺りの話がたくさんできたような気がします。 今後もこの辺りをテーマに深く慎重に話せたら、あまりに伝統的な「念仏の在り方」に固執しがちな保守的な組織(これは対談時にも出ましたが、「京都に土台を持つ長い歴史を持つ組織」には横断的に見られる傾向だと思います)に、新しい風を吹き込め、より21世紀にフィットした打開点が見つかるかもしれないと話しました。
(info source: https://www.ted.com/talks/shankar_vedantam_you_don_t_actually_know_what_your_future_self_wants)(image source: TED) Impermanence. You might think it’s one of those 3 pillars of Buddhism in general, with “suffering” and “non-self” as the other two. It’s not merely religious but it’s the scientific reality as well. Nothing lasts forever. Everything is changing. Even our whole body, tissue by tissue and cell by cell,
仏教における「自我」というテーマは、どれほど哲学的にファンシーな言葉で取り繕おうとも(それを「戯論(けろん)」と呼ぶのですが)、三法印に入っている「諸法無我」の洗礼により、最後は溶解させられてしまうという定めを持ちます。一生懸命にその存在をホールドしようとして、それこそ「自己主張」しても、その現象は知覚の過ちや観念および妄想の総体であり、結局は「煩悩」や「執着」ですね、はい「苦」のスタートですね、という結論です。安らかに眠れ。
今回のテーマは、浄土教ではど真ん中の難しいテーマ「他力」でした。実は数日前に、最近「ガンダムUC」を一気に見て興奮冷めやらぬ私(平原)が、「ガンダムオタク」として鳴らすご門主に、「順序は逆になってしまったが、次は何を見るべきか?」という質問をしていたのですが、それを受けての彼の「いきなり感満載」な枕話で唐突に幕を開けました。
「刹那滅」来ましたね!これまでのサロンでもちらちらと登場したコンセプトですが、テーマにしたのは初めてかも知れませんね。 この言葉を聞くと、私などはすぐにヴァスバンドゥ(世親)の唯識での扱い→ チャンドラキールティー(月称)の常住論批判での活用、(そしてチベット密教への展開)という、2人の天才仏教哲学者の思索を思い出して、脳みそが沸騰しそうになりますが…。今回、浄土真宗文脈の中でこれを出すというご門主のかじ取りに大いに期待いたします!むろん、浄土教の文脈では「天親菩薩」として重要視されるヴァスバンドゥ老師ですので、彼の唯識をおさえつつも、21世紀に生きる我々にどうマインドフルな福音となるのか、楽しい対談ができればと思っております!(と、ハードルを上げて置く。)
やはり、1回だけでは時間が足りな過ぎたので、第2回目の今回が開催。何とかオチを付けれたのではなかったかなと思います。アニメ放映後に映画化も何度かされているのですが、その辺りにまで話が及びそうになった際には、対談者がお互いにドクターストップをかけて事なきを得ました…。
最近はかなり真面目なテーマが続いたので、この辺りで我々の大好きなサブカル盛り盛りで行きますか、ということになりました。「因果応報」や「本願」などのことばがバンバン登場する評論回になりそうな予感がびしびししますね…。復習をしてから臨みたいと思います!
よいテーマですね!例えば仏教の場合は、素直に向き合うと極めて(インド的な)合理性に彩られた教えなので、特に原始仏教の場合は「神話的」なものががっつり入る余地も少ない。つまり、「頭ごなしに信じる」対象では本来ありません。故に、科学が大好きな人が多く惹かれることも特段不思議ではない。特に、